フヅクエ文庫021(選者 滝口悠生)

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選書コメント

会社員になってすぐ、ひと月くらいでつらくてもう辞めたい、辞めよう、と思い、その時期に読んでいたのが絲山秋子と長嶋有の文庫本で、それは別に仕事がつらいから読んでいたわけではなくたまたま未読の作品をまとめて読んでいただけなのだけれど、自分としては忘れがたいその一時期にそばにいてくれたひと、みたいに絲山秋子と長嶋有という書き手のことをいまだに思っている。絲山作品には労働がよく描かれるけど長嶋作品はそうでもない印象で、でもこの作品をぱらぱら読み返してみたら、語り手の「僕」は小説家志望で会社を辞めたばかりとあって、案外と当時の自分と重なるところが多かった。重ねて読んだわけじゃないけど。

 

滝口悠生

小説家。1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けてデビュー。著書に『寝相』『愛と人生』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『死んでいない者』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』。

 

滝口悠生さんに書いていただいたエッセイはこちら

滝口悠生「砂利の庭で読んだ『草枕』」

  

フヅクエ文庫とは

誰かにとって大切な本が、また別の誰かにとって大切な本になったらいい。さまざまな選者による、忘れがたい一冊を集めた選書シリーズです。寄せられたコメントに導かれて、思いも寄らない本との出会いをお楽しみください。

 

書籍の販売価格について

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