選書コメント
だれもが知る漫画家のトホホとした可笑しみがたくさん詰まった絵日記。うっかり「くだらないなあ」と思うけれど、一日にいろいろなことが起きるのに、くだらないことだけを一日のこととして残すのは、むしろクールなのではないかと思ってしまう。なにを描いてもこの人の絵はこの人の絵で、わたしはそれがうらやましい。
くどうれいん
作家。1994年生まれ。俳句短歌は工藤玲音名義。著書にエッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『虎のたましい人魚の涙』(講談社)、絵本『あんまりすてきだったから』(ほるぷ出版)など。初の中編小説『氷柱の声』で第165回芥川賞候補に。
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フヅクエ文庫とは
誰かにとって大切な本が、また別の誰かにとって大切な本になったらいい。さまざまな選者による、忘れがたい一冊を集めた選書シリーズです。寄せられたコメントに導かれて、思いも寄らない本との出会いをお楽しみください。
書籍の販売価格について
定価 1~499円 →販売価格 500円(税込550円)
定価 500~999円 →販売価格 1000円(税込1100円)
定価 1000~1499円 →販売価格 1500円(税込1650円)
定価 1500~1999円 →販売価格 2000円(税込2200円)