
その本を読むためだけに用意された、贅沢で最高の読書時間——
「会話のない読書会」は、楽しみにしていたその本を、同じくその本を楽しみにしていた人たちだけが寄り集まった空間でただただ読む、という読書会です。この読書会では、参加者同士が本について語り合ったりすることはしません。映画館で映画を観るように、おのおのの席で、黙々と、ただ読む。コーヒーやお酒や食事を楽しみながら、決められた時間のあいだ、ただただ読む。時間になったら帰る。参加者たちは見知らぬ者同士のまま、「ここにいる全員が今、同じ本を読んでいる」という認識だけが渦を巻く。ただそれだけが、どうしてだか忘れがたい、濃厚かつグルーヴィーな体験に、なれ、という企てです。
西荻窪店主岸本さんからのご案内です。
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ファンタジーを読む会、というものをしてみたくて、今回が第1回になります。
(児童文学を読む会とどちらにするかとても悩みました。)
第1回は、小野不由美著『月の影 影の海(上・下)』を読みます。
「十二国記」シリーズの第1巻です🐭
「ゴゼンヲハナレズチュウセイヲチカウトセイヤクスル」
女子高生の陽子は、突然現れた得体の知れない男「ケイキ」にそう言われ、異界へと連れていかれた。
ケイキとはぐれてしまった陽子は、怪物に追われ、人々からも追われ、ひとりで放浪を続ける。
どこへいけば助かるのか、日本に帰れるのか。
命を狙われ続けることに倦み、雨の中倒れ伏した陽子のもとに現れたのはー?
日本を代表するファンタジーシリーズ、もう何度も読んだ人も、まだ読んだことのない人も、一緒に十二国の世界に飛び込みましょう。
12月にはミュージカル公演もありますね🎶
観劇予定の方は、いまから原作を読んで備えてはいかがでしょうか?
(わたしはチケットご用意されませんでした…… 行かれる方は楽しんでください。)
「十二国記」シリーズは新潮社から刊行されていますが、懐かしの講談社ホワイトハート版でのご参加も大歓迎です。
# 開催概要
■日時
10月30日(木)
19:30~22:00(19:00開場)
■場所
フヅクエ西荻窪
■読む本
小野不由美『月の影 影の海』
※ 本はご用意ください
■料金
1870円(税込み)
※ 2ドリンク付き
※ 別途お食事のオーダーもしていただけます。カレー、サンドイッチやチーズケーキ等、いろいろあります
■定員
10名
■キャンセルについて
お申し出が前日までかつ「そこまでに売切れになっていなかった場合」は返金させていただきます。当日のキャンセルによる返金対応はおこないませんのでご了承ください。
■当日の流れ
「読む本」を読みます。
飲み食いしつつ、ただただ読みます。
途中で疲れたらしばらく他の本に退避したり、外出しての休憩も。22時で終了のお知らせをします。それまでたっぷりどっぷり読書の時間をお楽しみください。
という感じで、なかなか味わうことのない読書体験になるのではないかと思いますので、ぜひいらしてください〜!